シルクロードの小さな山、キルギス共和国へと旅立った私。そこでの文化や生活情報をお届けしていきます。

お金にまつわる習慣

キルギス共和国ではこんなお金にまつわる習慣があるんです。
今日、このことを聞いてすごく驚いたんですが、お金、お給料にまつわるこんな習慣がキルギスではあります。

まずは、給料日にお給料を貰います。
すると、その給料の一部を皆で出し合い、まとめて一人の人にあげます。
その皆からの給料の一部を貰った人はみんなのために何かお菓子だの飲み物だのを買わなければいけません。

そして翌月には順番で違う人に給料の一部を出し合い渡します。
翌々月には同じ事をし、毎月の給料日にこれを続けて皆の給料の一部を皆で回していくような習慣です。(キルギス人の女性の間で行われます)


これは田舎などで良く行う習慣だそうですが、皆に理由を聞くと、よくわからない、というのが答えでした。


それで、僕なりの答えを出してみたいと思います。

キルギス人は元々遊牧民族でした。
遊牧民族の部族間の繋がりというのは非常に強いもので、親戚に締め出されてしまうようなことがあれば、生きていけないというようなぐらいの強い絆があります。

遊牧民族は他の民族間の結婚などを徹底に避けていたために、いかに部族間の中をしっかりと固め、他の部族のものが来ないようにするのかが課題でした。


そこで、部族間の絆を強くするための習慣がたくさん存在しています。
その習慣の一つがこの皆で獲得したものの一部を分かち合うということでした。


つまりどういうことかと言うと、給料やもしくは何かの戦利品でも良いんですが、そのような金銭的な物を常日頃から分かち合うと、親戚間でも普通以上の利害関係が生まれます。

例えば、夫からの給料の一部ずつを仮に親戚の女性の間で分かち合ったとしましょう。
そこには既に普通以上の利害関係が発生し、一人一人の繋がりが強くなります。

お給料の場合は、その一部を毎月皆で出したり受け取っていくうちに皆の絆が強くなり離れにくくなるということですね。


僕はこのことは一度しか見ていないですし、あまり聞いたことがないので詳しくないですが、ただこの話を聞いた時に僕なりの答えがふっと浮かびました。

当然もっと色んな深い意味があると思いますが、どなたか詳しい方がいらっしゃったら、教えてください。

と少し真剣に話してしまいました^^

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日時: 2007年04月13日 16:14 | | コメント (2) | トラックバック (0)



コメント (2)

Kiwi:

 はじめまして。キルギス出身です。
この習慣が私も面白いと思います。私なりの判断ですが、大きな理由が次のようではないかと思っています。このゲームの名前は「黒の金庫」とも言われています。 ①キルギスではクレジット会社などが普及していないため、こうやって、順番に給料の1部を渡し合いずっとほしかったものを買うのです。例えば、5人でこのゲームを始め、5人で月500ソム集めたら2500ソムになります。それに例えば家具やら高い服やら買ったりできます。もし自分であんな安い給料を貯金して購入しようと思ったら中々難しいからです。
 ②キルギス人はわいわい楽しくパーティするのが大好きです。それで何か理由付けにこのことをする人もいるはずです。

 下手な日本語ですみません(^^)


西野:

kiwiさん

コメント、どもです^^管理人の西野です。

ゲームの名前は黒の金庫ですか。
お話も非常に興味深いですね。

しかし、現実問題では結局は購入するもの金額分を自分の財布から出すので、最終的には自分で買ったといえるのですが、こういう習慣があるのは面白いですね。

黒の金庫、色がなぜ黒かも気になります(笑)

また遊びに来てくださいね^^

ではでは、


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